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最新刊、バックナンバーの紹介、掲載後のフォロー記事など、誌面追随で情報をお届けします。

シニア倶楽部』3号(平成21年発行)掲載の『いきいき人生』です。
※文中の年代や年齢の表記は、すべて掲載時(平成21年)のものです。
 掲載写真は、平成24年の近影です。 

 NPO法人「ふたば倶楽部」は、平成25年4月1日より、
NPO法人「全国地域結婚支援センター」に業務を移管いたしました。
(問い合わせ 03-3475-2567)
 

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ひとりより二人で

熟年男女の出会いの会 NPO法人「ふたば倶楽部」代表

佐藤せつ子さん (73歳)

 熟年男女の出会いの会『ふたば倶楽部』の代表・ 佐藤せつ子さんは、
人生の活動家である。
 しかも、しとやかである。

シニア倶楽部編集部

佐藤さん笑顔

★ ひとりより二人で

 「ふたば倶楽部」は、私が70歳の時、事務局長の佐々木さんと立ち上げたNPO法人です。

ふたば倶楽部佐藤佐々木”右腕”の事務局長 佐々木さんと

 50歳以上の中高年の伴侶さがしを応援し、出会いの場を提供しながら、 ひとりより二人で支えあって生きる事をサポートする会員制の団体です。

★ 支えあう異性を求めて

 「煩わしい人間関係がなくて一人が楽しいわ。」 という方もおられますが、 人はどこかで「支えあう異性」を求めていると思います。
 二人で支えあう暮らしは、一緒に食事をし、いろいろ話し合ったり、一緒に散歩や買い物に出たり、ご近所の方たちと話し合ったりできます。そのことが、心の健康・身体の健康・介護予防につながるのではないでしょうか。

ふたば倶楽部佐藤さん

 加齢によって体力も気力も衰えたときの不安。うつ病や自殺、孤独死といった問題も一人で閉じこもってしまう暮らし方から生まれてくるといってよいでしょう。
 一人より二人だったら、人生の完成期を楽しく輝いて、心身共に健康に過すことができるのではないでしょうか。

★ ふたば倶楽部の活動

 ふたば倶楽部は7月で2年になりますが、月一回の懇親会、日帰り旅行や、一泊旅行を企画します。
 また、これからの生き方を考えるフォーラムやセミナーを開催したり、家族のこと、病気の事など、会員の皆さんとのコミュニケーション活動を続け、伴侶さがしの応援をしています。

ふたば倶楽部佐藤さん

★ 会員数は

 会員は100名近くおります。しかし、ご家庭の事情、例えば母親と同居することになったとか、経済的に厳しくなった等の理由でやめられる方もおられます。
 会員は女性が少々多いので、男性の参加を期待しております。

★ 会費は

 登録料は2万円、月会費は3千円です。
 このお金は毎月の会報、懇親会のプログラム、行事案内、 通信費、事務所経費などに使います。
 懇親会での茶菓代、飲食代は実費です。

★ 中高年の出会いの問題点

 中高年の出会いで難しいことは、他人が入ってくることに抵抗する子供さんがいるというあたりが難しい。 親子の感情の溝を時間をかけて埋めていく必要性を痛切に感じます。
 利害関係やこれからどちらが先に亡くなるか、そんな不安をどう解決していくか。個人相談やこれからの生き方を会員の皆さんと話し合っていこうと考えています。

ふたば倶楽部佐藤さん

★ 始めたきっかけ

 8年前に訪問介護事業所を高齢協の仲間と立ち上げ、利用者さんから多くのことを学びました。
 その中で、独り暮らしの利用者さんをみて、お相手がいれば精神的に不安定にならないし、病弱も克服出来るのにという方々に出会いました。
 一人より二人だったら、介護保険も使わず前向きに人生と向き合える。障害者である私の生き方と重ね合わせ、「伴侶と一緒のゆかいな人生」の応援団長をライフワークにしようと取り組みました。

ふたば倶楽部佐藤さん

 でも、私も年ですから、後継者も育てていかねばと考えております。

★ 生協活動

 子供が小学生の時、生協活動を始めました。今から30年前のことです。
 生協の「一人は皆のために、皆は一人のために」、このスローガンに共鳴し、自分にできることをしてみようと、青空市や個別訪問などをやりました。
 他には、「トキワたまごの会」を作り、安全なたまごの共同購入運動をしました。これは、青森県で生産されたたまごを世田谷・杉並・新宿・渋谷の約1,500名の会員に宅配する運動です。この活動は現在も続いています。

ふたば倶楽部と養鶏場トキワ養鶏(青森)

★ ワーカーズ旬

 54歳の時、生協活動の流れで、仲間約20名で10万円から20万円を積み立てて、生協向けの弁当を作り始めました。
 私の仕事は、事務局で会計や仕入れとニュース作りなど、なんでも屋でした。ニュースはお弁当の内容紹介と食品の説明です。東大生協にニュースの作り方を聞きに行き参考にしました。
 こういう事は一人で行動しました。59歳までこの活動を続け、後を若い人に託しました。

★ ヘルパー講座

 その頃、新聞で高齢協(東京高齢者協同組合)の立ち上げのニュースをみて、入会しました。
 区ごとに集まって活動することになりましたが、始めは、何をやるか、話し合ってもなかなか決まりませんでした。
 そんな中、これからは介護の時代だから、ヘルパー講座に取り組んだらどうかと提案しました。やろうと手を挙げたのは、20人ほどいた中で5人だけでした。
 何もかも始めての経験でしたが、8ヶ月の準備期間のあと、世田谷郵便局の2階や駒留中学の空き教室を借りて、平成10年からの4年間で、1回130時間の講座を6回開き、約300人のヘルパーを養成しました。

★ 訪問介護事業所

 その後、高齢協の仲間たちと、訪問介護事業所「青い空」を世田谷区弦巻に開設しました。資金は仲間で出し合い、代表として運営にたずさわりました。
 この経験をもとに、現在の「ふたば倶楽部」を立ち上げました。

★ 病気

 私は現在73歳ですが、中学1年の時、栄養失調で肺結核に罹り、 学校は休んだり、休学したりしていました。高校2年の時、ストレプトマイシンを30本ぐらい 注射したら治りました。
 その後、ばら色の1年がすぎて、受験勉強真っ最中の18歳の時、リウマチに罹りました。この時から今に至るまで、活動する上でリウマチには悩まされます。ヘルパー講座の時には、痛み止めを2倍服用しながら、運営に携わっていました。

ふたば倶楽部佐藤佐々木

 今は、身体も思うようにはなりませんが、「ふたば倶楽部」で皆さんのお役に立ちたい一心で頑張っております。

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