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『シニア倶楽部』1号(平成20年4月発行)掲載の【世田谷てくてく散歩道 満開のつつじと新緑輝く烏山寺町をいく】より、西澤つつじ園様の記事を再掲します。

 文中の内容は、本誌掲載時(平成20年)のものです。(写真は現在のものです。)

 今回の再掲にあたりまして、快く取材に応じて下さいました西澤つつじ園様に心より感謝いたします。

西澤つつじ園

世田谷区北烏山6-16

つつじ満開の西澤つつじ園

 葉が見えないくらいに樹木全体に花をつけ咲くつつじが、西澤つつじ園を鮮やかに彩ります。江戸時代初期から400年近くこの烏山で農家を営む西澤家。現在の御当主、西澤義光さんにお話しを伺いました。

 長年畑をしてきて、植木を始めたのは祖父の代。孫の義光さんで3代目。先代が園のつつじを大切にしていたので、相続のためにつつじがなくなるのを惜しみ、区に相談して一部を区立の公園とする事で、つつじをそのまま残すことができたとのこと。
 西澤つつじ園は、約5000平方メートルの敷地に約90種類のつつじがあり、花の見ごろは4月中旬から下旬。近ごろでは温暖化のため満開時期が早くなっているとか。10センチメートル程の挿し木から苗をつくり、2、3年したら、土の入れ替えをします。苗は販売もしています。
 西津つつじ園は街中の大きな庭のようになっています。「堀はつくらないよ。皆さんに見てもらいたいから」と義光さん。また、苗木をつくる挿し木の講習会もやっています。

平成20年4月 取材

追記

 『シニア倶楽部』に掲載させていただいてから4年が過ぎました。

 今回、取材に伺いましたところ、ちょうどつつじが満開の時期とあって、つつじを鑑賞に来る方々が後を絶ちません。介護施設やデイホームの車もひっきりなしです。

 「木の本数は減ったけれど変わりないよ。」と、西澤義光さん。西澤さんは、樹木の知識はもちろんのこと、日本の抱える農地の問題にも確たるご意見を持っておられて、たいへん勉強になります。

平成24年5月 取材

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